表彰用品、記念品にお名前を入れて贈る場合、贈られる方は敬い、立てるべき方なので失礼に当たらないよう敬称を付けることが一般的です。その場合にどのような敬称を付けるのが良いか。
一般的な敬称
多く使用されるのは「殿」と「様」になります。この二つでご使用になられる敬称の9割は占めます。特に「様」は手紙のあて名や、話し言葉としても使用されるので馴染みある敬称だと思います。
どちらが良いのか
特に厳格な決まりごとがあるわけではないので、どちらを使用していただいても問題ありません。強いて挙げるなら「様」を多く使用されるのは贈られる方の立場が上の場合や、それまで深く関わってこなかった相手方の場合です。(例:恩師・先輩への記念品贈呈、協賛金や寄付金をいただいた企業・団体への感謝状、など)。「殿」は逆に贈る方の立場が上の場合です。(例:企業から社員への表彰、コンテスト・スポーツ大会等主催者から受賞者への表彰の場合、など)。上記のように「様」は基本贈られる方を上に見る形ですので、敬称に迷う場合は「様」を使用しておけば問題無いとも言えます。
その他敬称
小学生のコンテスト・スポーツ大会などでは「さん」「くん」。特別な職業にある方ですと「先生」、英文だと「Mr.」「Ms.」なども良く使用されます。企業や団体へ手紙や文章を送る場合に使用される「御中」これはまず使用しません。株式会社○○殿や、○○財団様が一般的です。
使用頻度
表彰はその内容から目上から目下に行うことが多いため「殿」が多く使用されます。頻度でいいますと、殿が7割 > 様 > その他敬称 > 敬称無し。の順になります。記念品だと「様」がやや多い印象です。リボン記章やチャンピオンボードのお名前に敬称を付けることをご希望されるお客様もいらっしゃいますが、名札や名簿と同じ扱いですので基本は付けません。