銅に亜鉛を20%以上加えた合金。数ある銅合金のうちで最も広く使用されている金属素材で「黄銅」や「ブラス(brass)」とも呼ばれます。アクセサリーやインテリアなどでも多く利用され、身近なとこでは5円玉の素材がそれにあたります。
特徴・性質
真鍮は平時では硬度を保つものの圧や熱を加えると容易に柔らかくなり、シート状に薄く伸ばしたり希望のかたちに造形したりもできます。また、銅を含むため熱伝導率も高く、その特性からコンセントやコネクターなどの電子部品にも多く使用されています。「鉄鋼材に比べ錆びにくく水気にも強い」「物に当たっても火花が出ない」等の性質を併せ持ち、微細な切削加工にも向くことから時計などの精密部品にも利用される使い勝手の良い素材です。
用途
表彰用品・記念品では表面に金銀銅のメッキを施し主に木板、ガラス本体に取り付ける表彰板、トロフィーなどの台座に取り付けるプレート(銘板)に使用される他、中型~大型の優勝カップ製造の素材としても用いられます。